山名次郎(読み)ヤマナ ジロウ

20世紀日本人名事典 「山名次郎」の解説

山名 次郎
ヤマナ ジロウ

明治〜昭和期の教育家,実業家



生年
元治1年(1864年)

没年
昭和32(1957)年6月9日

出生地
鹿児島

学歴〔年〕
慶応義塾〔明治18年〕卒

経歴
時事新報記者、岐阜県警察部長を経て、明治22年福沢諭吉推薦で札幌師範校長となり2年在職。25年「社会教育論」を著作。社会教育の必要性を説いた日本最初の本で、社会政策主義の改良主義的社会教育論として知られる。のち日本勧業銀行鑑定役、日本郵船、千代田生命の監査役、また44年慶応義塾嘱託となり、学生の就職世話係、評議員を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山名次郎」の解説

山名次郎 やまな-じろう

1864-1957 明治-昭和時代の教育者,実業家。
元治(げんじ)元年生まれ。福沢諭吉の推薦で北海道尋常師範学校長となり,「社会教育論」をあらわす。のち実業界に転じ,日本勧業銀行鑑定役などをつとめた。母校慶応義塾の評議員でもあった。昭和32年6月9日死去。93歳。薩摩(さつま)(鹿児島県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む