山岸光宣(読み)ヤマギシ ミツノブ

20世紀日本人名事典 「山岸光宣」の解説

山岸 光宣
ヤマギシ ミツノブ

明治〜昭和期の独文学者



生年
明治12(1879)年2月8日

没年
昭和18(1943)年10月1日

出生地
新潟県高田市

学歴〔年〕
東京帝国大学独文科〔明治37年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔大正10年〕

経歴
明治39年早大文学部でドイツ文学を講じ、「帝国文学」に「詩人ノワーリス」を発表、ドイツ・ロマン派のノバーリスを本格的に紹介。42年ドイツ留学、2年後帰国、「現代独逸戯曲」(全2巻)を公刊、これにより10年学位を得た。他の著書に「独逸文学概論」「独逸文学概観」など。晩年「日本に於ける独逸学の沿革」などで、ドイツ学研究の先駆となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山岸光宣」の解説

山岸光宣 やまぎし-みつのぶ

1879-1943 明治-昭和時代前期のドイツ文学者。
明治12年2月8日生まれ。39年から早大でおしえ,ドイツ留学後教授となり独文科をそだてる。ノバーリスなどドイツ文学の翻訳,紹介につとめた。昭和18年10月1日死去。65歳。新潟県出身。東京帝大卒。著作に「現代の独逸(ドイツ)戯曲」「独逸文学概論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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