山崎圭次(読み)ヤマサキ ケイジ

20世紀日本人名事典 「山崎圭次」の解説

山崎 圭次
ヤマサキ ケイジ

昭和期の自然保護運動家 山崎技研名誉会長。



生年
明治45(1912)年5月19日

没年
平成9(1997)年4月17日

出生地
高知県高知市

学歴〔年〕
金沢高工(現・金沢大学工学部)中退

経歴
高校教師を経て、昭和23年山崎内燃機関研究所を設立。40年山崎技研に社名変更。平成2年会長。高知大学講師もつとめた。一方、36年に浦戸湾を守る会を結成。以来、浦戸湾埋め立て反対自然保護運動にたずさわる。46年廃液のたれ流しをしていた高知パルプの専用排水管生コンクリート投入、約15時間も操業をストップさせ、同工場を閉鎖に追い込んだ(51年に威力業務妨害で高知地裁は罰金判決を下す)。53年から8年間、全国自然保護連合会会長も務めた。著書に「人間周期率」「星よりのことづて」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山崎圭次」の解説

山崎圭次 やまさき-けいじ

1912-1997 昭和時代後期の市民運動家。
明治45年5月19日生まれ。高知市浦戸湾の埋め立てに反対し,昭和37年浦戸湾を守る会を結成。46年川を汚染する高知パルプの工場排水を阻止するため,排水管を生コンクリートでふさぐ。53年全国自然保護連合会長。平成9年4月17日死去。84歳。高知県出身。金沢高工中退。
格言など】自然の死は人間の死であると確信している

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「山崎圭次」の解説

山崎 圭次 (やまざき けいじ)

生年月日:1912年5月19日
昭和時代の市民運動家。山崎技研社長;全国自然保護連合会会長
1997年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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