山田島村(読み)やまだじまむら

日本歴史地名大系 「山田島村」の解説

山田島村
やまだじまむら

[現在地名]土佐山田町山田島

小田島おだじま村の物部ものべ川北東対岸に位置し、東は林田はやしだ村。物部川東岸の堤防に沿う南北に長い村で、北を片地かたじ川がほぼ西流する。村域北部の林田台地西端に人家が集まるが、南部は通称しまとよばれる水田地帯である。片地郷(村)一三ヵ村の一で、明治初年片地村となる。

天正一六年(一五八八)の山田郷地検帳に山田島として一一三筆一四町三反四六代五歩、うち本田四町七反余・屋敷一町七反余・畠七町九反余が記されるが、山田島名として多くの無姓の百姓の耕作地とされる地が多く、残りは長宗我部氏家臣団や鹿苑ろくおん寺の給地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android