山田浅右衛門(読み)ヤマダアサエモン

精選版 日本国語大辞典 「山田浅右衛門」の意味・読み・例文・類語

やまだ‐あさえもん【山田浅右衛門・山田朝右衛門】

  1. 江戸時代代々幕府刀剣類のためし斬り御用を勤めた家の当主。浅(朝)右衛門の名を世襲し、江戸伝馬町の牢内の様場(ためしば)罪人死屍を斬って刀剣切れ味を報告した。首切浅右衛門。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山田浅右衛門」の解説

山田浅右衛門 やまだ-あさえもん

1813-1884 江戸時代後期の武士
文化10年生まれ。将軍家の刀の御様(おためし)御用をつとめた山田家の7代。身分浪人。罪人の首打役もつとめたので,首斬(くびきり)浅右衛門と称された。安政の大獄では吉田松陰,頼三樹三郎らを斬首(ざんしゅ)した。明治17年12月29日死去。72歳。江戸出身。本姓後藤。名は吉利。朝右衛門ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む