山田省三郎(読み)ヤマダ ショウザブロウ

20世紀日本人名事典 「山田省三郎」の解説

山田 省三郎
ヤマダ ショウザブロウ

明治期の政治家 衆院議員(大同倶楽部)。



生年
天保13年12月5日(1843年)

没年
大正5(1916)年3月8日

出身地
美濃国加納輪中佐波村(岐阜県柳津町)

経歴
漢学を修めた後、農業を営む。若くして名主となり、美濃加納輪中佐波村(岐阜県柳津町)の庄屋を務める。加納藩堤防普請掛、佐波学校幹事などを経て、明治12年岐阜県議となる。一方、脇坂文助らと治水共同社を結成、更に金原明善らと大日本治水協会を設立、また加納輪中堤防委員、伏越水利組合総理となり、長年に渡って木曽三川河川改修工事を進め、治水事業に尽力した。35年から衆院議員(大同倶楽部)に当選3回。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山田省三郎」の解説

山田省三郎 やまだ-しょうざぶろう

1843*-1916 明治時代の政治家。
天保(てんぽう)13年12月5日生まれ。若くして美濃(みの)加納輪中(わじゅう)佐波村(岐阜県柳津町)の庄屋をつとめる。明治12年岐阜県会議員となり,脇坂文助らと治水共同社を結成,さらに金原明善(きんぱら-めいぜん)らと大日本治水協会を設立,木曾三川の改修工事をすすめた。35年衆議院議員(当選3回,大同倶楽部(クラブ))。大正5年3月8日死去。75歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android