日本歴史地名大系 「佐波村」の解説
佐波村
さなみむら
能登島の中央部、南北にくびれた南側に位置し、北は
正保郷帳では高一四四石余、田方二町四反・畑七町二反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高は一六〇石、免四ツ二歩、小物成は山役七七匁・苦竹役二匁、鳥役五匁(出来)、網役七四匁(うち二三匁出来)、串海鼠役四匁、海鼠腸役一匁、猟船櫂役六〇目(うち三〇目出来)があった(三箇国高物成帳)。
佐波村
ざわむら
佐波村
さばむら
柳津村の西、
元亀元年(一五七〇)七月佐々弥三郎は「濃州佐波之内本領方・地頭方両所之内四拾貫文、田嶋之内拾貫文」を織田信長から宛行われ(「織田信長朱印状」横井文書)、天正五年(一五七七)一一月には「濃州佐波」の三〇貫文など計一二〇貫文を織田信忠から扶助された(「織田信忠判物」同文書)。
佐波村
さなみむら
佐波村
さばむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報