デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山部王」の解説 山部王 やまべのおう ?-672 飛鳥(あすか)時代の豪族。壬申(じんしん)の乱の際,大海人(おおあまの)皇子(のちの天武天皇)側に帰順するはずであったが機会をうしない,近江(おうみ)朝廷側にとどまって不破(ふわ)攻略戦にくわわる。天武天皇元年7月2日ごろ,陣中で蘇我果安(そがの-はたやす)らに殺された。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の山部王の言及 【桓武天皇】より …在位781‐806年。光仁天皇を父とし,高野新笠を母として生まれ,名を山部(やまべ)王といった。父は天智天皇の孫,施基(しき)皇子の子で白壁(しらかべ)王といい,天武系皇統の世に官人として仕え,大納言に昇ったが,770年(宝亀1)称徳天皇が没したとき,62歳で皇位を継承した。… ※「山部王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by