山門村(読み)やまかどむら

日本歴史地名大系 「山門村」の解説

山門村
やまかどむら

[現在地名]西浅井町山門

沓掛くつかけ村の南、大浦おおうら谷の北縁、西境野坂のさか山地に発し同谷を南流する大浦川両岸に開けた小盆地に立地。同川沿いに大浦湊から北上し沓掛村塩津しおつ街道と合流する大浦道が通る。ほかに大浦道から字茶屋ちややで東折し山越え横波よこなみ村に至る道、茶屋より北西行し野坂山地越(大浦越)山中やまなか(現敦賀市)へ出、七里半しちりはん越と結ぶ道がある。寛永石高帳では高五九三石余、幕府領。「伊香郡志」によれば寛文六年(一六六六)検地では、田四一町三反余・高四八一石余、畑六町九反余・四三石余、屋敷一町九反余・二三石余。元禄郷帳では甲斐甲府藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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