岑春けん(読み)しんしゅんけん(その他表記)Cen Chun-xuan; Ts`ên Ch`un-hsüan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岑春けん」の意味・わかりやすい解説

岑春けん
しんしゅんけん
Cen Chun-xuan; Ts`ên Ch`un-hsüan

[生]咸豊11(1861)
[没]1933. 上海
中国,清末,民国初期の政治家。広西省田林県の人。字は雲階。巡撫,総督を歴任し,宣統3 (1911) 年四川総督に赴任途中で武昌蜂起にあい,上海に蟄居した。民国成立後,国民公党名誉総裁,福建宣撫使,粤漢鉄路督辧となったが,第二革命シンガポール亡命第三革命では軍務院を組織した。 1918年孫文広東軍政府を改組してみずから主席総裁となったが,20年陳炯明に追われて上海に隠退した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android