デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡崎屋勘亭」の解説 岡崎屋勘亭 おかざきや-かんてい 1746-1805 江戸時代中期-後期の書家。延享3年7月生まれ。歌舞伎の勘亭流の祖。安永8年江戸中村座から春狂言の大名題(おおなだい)看板を依頼され,御家(おいえ)流の書体を変形させた筆太の字をかき,勘亭と署名した。好評を博し,その書体は現代までひきつがれている。文化2年2月3日死去。60歳。江戸出身。姓は長谷川。通称は勘六。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「岡崎屋勘亭」の解説 岡崎屋勘亭 没年:文化2.2.8(1805.3.8) 生年:延享3(1746) 安永期から寛政期にかけての江戸の書家。歌舞伎の勘亭流の祖。通称勘六。御家流を様式化した独特の,筆太で隙間をつくらず,内へ丸く曲げるように書く書体で,安永8(1779)年中村座の春狂言の大名題看板の文字を書き,これに勘亭と署名して好評を博した。以後中村座の看板を執筆,その書体は芝居文字の伝統になった。 (今西晶子) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by