岡村文子(読み)オカムラ フミコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「岡村文子」の解説

岡村 文子
オカムラ フミコ


職業
女優

本名
岡村 ふみ

生年月日
明治31年 10月24日

出身地
長野県 上高井郡川田村大字和田(長野市)

学歴
長野県立高女〔大正4年〕卒

経歴
昭和5年東京・赤坂ローヤル館オペラ一座研究生。6年「天国地獄初舞台。原信子歌劇団から8年新星歌舞劇団を経て10年松竹蒲田入社。「悪魔の崖」初出演。オペラに戻った後13年東亜キネマ甲陽、14年松竹蒲田再入社、「若き女の死」助演。「裸騒動記」「新婚者教育」など喜劇物に活躍、準幹部。以後「浮気征伐」「女房紛失」「拾った花嫁」など蒲田ナンセンス喜劇に重用された。5年退社。11年松竹大船に復帰、斉藤達雄と「娘に告ぐ」で共演。12年「七ツ児誕生」13〜14年「愛染かつら」などで活躍、14年幹部昇格。飯田蝶子吉川満子と「三人寄れば」。「暖流」「信子」など名脇役を演じた。戦後は「安城家の舞踏会」「新愛染かつら」。「愛染かつら」では4度目の婦長役。26年大映と優先契約、新東宝東宝東映にも出演。33年フリー、48年引退。

没年月日
昭和51年 8月15日 (1976年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「岡村文子」の解説

岡村 文子
オカムラ フミコ

大正・昭和期の女優



生年
明治31(1898)年10月24日

没年
昭和51(1976)年8月15日

出身地
長野県上高井郡川田村大字和田

本名
岡村 ふみ

学歴〔年〕
長野県立高等女学校〔大正4年〕卒

経歴
昭和5年東京・赤坂ローヤル館オペラ一座研究生。6年「天国と地獄」初舞台。原信子歌劇団から8年新星歌舞劇団を経て10年松竹蒲田入社。「悪魔の崖」初出演。オペラに戻った後13年東亜キネマ甲陽、14年松竹蒲田再入社、「若き女の死」助演。「裸騒動記」「新婚者教育」など喜劇物に活躍、準幹部。以後「浮気征伐」「女房紛失」「拾った花嫁」など蒲田ナンセンス喜劇に重用された。5年退社。11年松竹大船に復帰、斎藤達雄と「娘に告ぐ」で共演。12年「七ツ児誕生」13〜14年「愛染かつら」などで活躍、14年幹部昇格。飯田蝶子、吉川満子と「三人寄れば」。「暖流」「信子」など名脇役を演じた。戦後は「安城家の舞踏会」「新愛染かつら」。「愛染かつら」では4度目の婦長役。26年大映と優先契約、新東宝、東宝、東映にも出演。33年フリー、48年引退。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡村文子」の解説

岡村文子 おかむら-ふみこ

1898-1976 大正-昭和時代の女優。
明治31年10月24日生まれ。大正6年オペラ「天国と地獄」で初舞台。10年松竹蒲田にはいり,「悪魔の崖」で映画に初出演。喜劇に活躍,後年老け役でしたしまれた。代表的な役に「愛染かつら」の看護婦長役。昭和51年8月15日死去。77歳。長野県出身。長野高女卒。本名はふみ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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