岡田上村(読み)おかだかみむら

日本歴史地名大系 「岡田上村」の解説

岡田上村
おかだかみむら

[現在地名]綾歌町岡田上

岡田東村・岡田下村・岡田西村の南に位置し、南東部は讃岐山脈に連なる尾根山陵が延び、西北に標高二〇四メートルの西にし山があり、中央部は大窪谷おおくぼだに川が北流する平地。寛永国絵図では岡田郷のうち、村域内の西山にしやま一地いちじ(市地)集落名が載る。貞享高辻帳に村名がみえ、高五四五石余。天保九年(一八三八)の御領分明細記では高一千二九六石余。用水炭所東すみしよひがし(現仲多度郡満濃町)亀越かめこし池を通して取水した当村の打越うちこし池から水掛高一千五四四石余を得、ほかに水掛高四〇〇石の今滝いまたき池など五九の溜池があった(池泉合符録)。江戸時代末期には砂糖を生産していた(→岡田下村

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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