岡田式静坐法(読み)おかだしきせいざほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「岡田式静坐法」の意味・わかりやすい解説

岡田式静坐法
おかだしきせいざほう

岡田虎二郎 (1872~1920年) が 1907年に創始したもので,静坐においては,姿勢を正すことと,呼吸を調節することが要件となっている。一世を風靡し著名人にも信奉者が多かった。しかし,岡田氏が 48歳の若さで他界したため,一時の勢いは失ったが,今でも少なからず愛好者がいる。姿勢は岡田式では,鳩尾 (みずおち) のところの力を抜くことを特に注意している。呼吸法で特色とするのは,息を吐く時に下腹部に気を張り自然に力の込もるようにならねばならない,としていることである。これはいわゆる逆式呼吸であるが,静坐中のみならず,平素でも吸う息を短く,出す息を緩く長く,そして息を出しながらイキムようにして絶えず腹に力を込めるよう教えている。すなわち岡田式の呼吸法は,深呼吸をするのではなく,終日腹力を充実させるためのものといえる。この方法により,虚弱体質の改善や各種の病気治療に効を上げた。

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