精選版 日本国語大辞典「鳩尾」の解説
きゅう‐び キウ‥【鳩尾】
〘名〙
※虎寛本狂言・胸突(室町末‐近世初)「借状程の物が、鳩尾(キウビ)へさし込は、アリャアリャ、痛や痛や」
② 「きゅうび(鳩尾)の板(いた)」の略。
※本朝軍器考(1722)九「右を栴檀、左を鳩尾といふよしいひ伝へ侍り」
みず‐おち みづ‥【鳩尾】
※真景累ケ淵(1898)〈三遊亭円朝〉六「誠に此の鳩尾(ミヅオチ)の所に打たれたのが立割られたやうで」
みぞ‐おち【鳩尾】
※小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉二「胸骨の下を鳩尾(ミソオチ)といひ臍下を小腹といふ」
はと‐お ‥を【鳩尾】
〘名〙 =きゅうび(鳩尾)
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