20世紀日本人名事典 「岡部仁左衛門」の解説 岡部 仁左衛門オカベ ニザエモン 明治〜昭和期の実業家 郡中町(愛媛県)町長。 花かつおの生みの親。 生年明治16(1883)年7月1日 没年昭和35(1960)年1月10日 出生地愛媛県伊予郡尾崎村(現・伊予市尾崎) 主な受賞名〔年〕愛媛新聞賞(第5回)〔昭和32年〕 経歴農家の長男として生まれるが、23歳の時に家業を弟に譲り、海産問屋を開業。大正5年取引に赴いた名古屋でイリコを削った製品を見つけ、以来削り節作りに没頭する。当時削り節メーカーは1社しかなく、独学で研究を続けた結果、薄い桜の花びらのような削り節を作り上げ、その形態から“花かつお”と命名、今日では商品の枠を超え食材として定着するまでになった。また郡中村(のち郡中町)村議、郡中町長も務めた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡部仁左衛門」の解説 岡部仁左衛門 おかべ-にざえもん 1883-1960 明治-昭和時代の実業家。明治16年7月1日生まれ。愛媛県郡中村(伊予市)で海産物商をいとなむ。大正6年削り節機を購入,改良して削り節の生産を開始。「ヤマニの花かつお」として全国に販売,地場産業の発展に貢献した。昭和21年郡中町長。昭和35年1月10日死去。76歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by