岡野直七郎(読み)オカノ ナオシチロウ

20世紀日本人名事典 「岡野直七郎」の解説

岡野 直七郎
オカノ ナオシチロウ

大正・昭和期の歌人 元・都民銀行取締役。



生年
明治29(1896)年2月16日

没年
昭和61(1986)年4月27日

出身地
岡山県赤磐郡西山村

学歴〔年〕
東京帝大法学部政治学科〔大正10年〕卒

主な受賞名〔年〕
歌人協会賞〔昭和14年〕「短歌新論」

経歴
大正元年「詩歌」に入り夕暮師事。さらに4年「水甕」に移り柴舟に師事。15年「水甕」を離れ「蒼穹」を創刊主宰する。歌集に「谷川」「太陽の愛」など9冊、歌論集に「短歌新論」「歌壇展望」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡野直七郎」の解説

岡野直七郎 おかの-なおしちろう

1896-1986 大正-昭和時代の歌人。
明治29年2月16日生まれ。大正5年尾上柴舟(おのえ-さいしゅう)の「水甕(みずがめ)」にくわわり,15年「蒼穹(そうきゅう)」を創刊し主宰した。歌会始め,明治神宮献詠歌会などの撰者(せんじゃ)をつとめた。昭和61年4月27日死去。90歳。岡山県出身。東京帝大卒。著作に歌集「谷川」「太陽の愛」,歌論集「短歌新論」「歌壇展望」など。
格言など】音立てて流るる水のすがしさはそのみなもとへつひにかへらず(「太陽の愛」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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