蒼穹(読み)ソウキュウ

精選版 日本国語大辞典 「蒼穹」の意味・読み・例文・類語

そう‐きゅうサウ‥【蒼穹】

  1. 〘 名詞 〙 あおあおとしている空。あおぞら。おおぞら。蒼天。蒼空。
    1. [初出の実例]「霊廟本為風月主、宜哉明徳満蒼穹」(出典本朝麗藻(1010か)下・九月尽日侍北野廟〈源孝道〉)
    2. 「蒼穹にまたたく星辰へ」(出典:死霊‐二章(1946‐48)〈埴谷雄高〉)
    3. [その他の文献]〔高適‐酬秘書弟兼寄幕下諸公詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蒼穹」の読み・字形・画数・意味

【蒼穹】そう(さう)きゆう

青空。〔梁書、高祖三王、邵陵王綸伝〕(世祖に与ふる書)唯だ應(まさ)に剖心嘗膽、泣血枕戈、穹に感誓し、宗祀に憑靈(へうれい)し、晝謀夕計、共に匡復(きやうふく)を思ふべし。

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