岩垣(読み)イワカキ

デジタル大辞泉 「岩垣」の意味・読み・例文・類語

いわ‐かき〔いは‐〕【岩垣】

《「いわがき」とも》
岩が垣根のように取り囲んでいる所。
「見し人もなき山里の―に心長くもへるくずかな」〈総角
岩石で築いた垣根や塀。〈日葡

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精選版 日本国語大辞典 「岩垣」の意味・読み・例文・類語

いわ‐かきいは‥【岩垣・石垣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後世は「いわがき」 )
  2. 岩石が自然に垣根のように取り巻いているところ。
    1. [初出の実例]「いはかきののどけき水もわがごとやさらぬがほなる物はおもひし」(出典:重之女集(1009頃))
  3. 岩石で築いた垣根や塀、切り通しなど。
    1. [初出の実例]「即ち、彫(ゑ)り鑿(うか)てる磐壁(いはかき)三所有り」(出典出雲風土記(733)秋鹿)

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