岩谷麓村(読み)いわやふもとむら

日本歴史地名大系 「岩谷麓村」の解説

岩谷麓村
いわやふもとむら

[現在地名]大内町岩谷麓

岩谷町いわやまち村の北にあり、東は川口かわぐち村、西は大谷おおたに村に接する。背後はすぐに山地となり、亀田かめだ町(現岩城いわき町)に通ずる折渡おりわたり峠があり、その麓にあることから村名がつけられ、新沢あらさわ郷のふもと村と区別するために岩谷の二字を冠したものであろう。別に西坂にしさか(進藤但馬守某日野備中守某連署状では西野坂村)があり、寛永二年(一六二五)の油利之内修理大夫様御知行御検地帳免定之目録写には二村を併せ麓村西坂村と記される。正保三年(一六四六)の出羽国油利郡内高目録(秋田県庁蔵)には両村別記され、以後の史料には西坂村の名は見当たらず、岩谷麓村に併合されたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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