日本歴史地名大系 「岩間上郷」の解説 岩間上郷いわまかみごう 茨城県:西茨城郡岩間町岩間上郷[現在地名]岩間町上郷(かみごう)難台(なんだい)山の東部山麓に位置し、東は岩間下郷・土師(はじ)村。岩間上村ともいう。古代は「和名抄」にいう石間(いわま)郷の本郷の地で、中世は宍戸家周の孫の岩間太郎知宗が地頭として支配したといわれる(新編常陸国誌)。慶長七年―正保二年(一六〇二―四五)には宍戸藩秋田氏領で、のち土浦藩土屋氏領になる。検地は慶長七年に行われ、正保三年の検地は前回の検地を写し新帳とした。寛文四年(一六六四)に新たに検地が行われ、四四七・七二八石の出高があった(「岩間領五ケ村帳」長嶋家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by