岸城神社(読み)きしきじんじや

日本歴史地名大系 「岸城神社」の解説

岸城神社
きしきじんじや

[現在地名]岸和田市岸城町

岸和田城に東隣して鎮座祭神は素盞嗚命・品陀別命。旧郷社。通称は「岸城さん」「ちぎりのお宮」。現社名になったのは明治維新後で、それ以前は牛頭天王社とよばれていた。

古記録が兵火で焼失しているので詳しい沿革はわからないが、寛文元年(一六六一)の泉州牛頭天王神社記(岸和田市教育委員会蔵)は以下のように伝える。正平一七年(一三六二)邑長沼氏は老親の病平癒に霊験を示した京都の祇園感神院(現八坂神社)から牛頭天王を当地に勧請して氏神とし、また天照大神と八幡神を別社に祀ったという。しかし天正年間(一五七三―九二)の兵火で焼失。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android