日本歴史地名大系 「島田代官所跡」の解説 島田代官所跡しまだだいかんしよあと 静岡県:島田市島田宿島田代官所跡[現在地名]島田市柳町東海道の島田宿と周辺地支配のために置かれた代官所。元和二年(一六一六)徳川頼宣領時代に島田宿の北裏に置かれ、以降幕府領・田中藩領の間も島田代官支配が継続し、寛政六年(一七九四)駿府代官所(現静岡市)へ合併されるまで維持された。江戸後期に作成された「島田宿規則糺一件」によれば、駿河を領していた徳川家康が天正一八年(一五九〇)関東移封となったあとも、島田宿周辺は家康が大坂へ出仕するための馬飼料所とされ、家臣の浅原喜蔵が代官として元和二年まで島田宿を支配していたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by