日本歴史地名大系 「島間村」の解説 島間村しままむら 鹿児島県:熊毛郡南種子町島間村[現在地名]南種子町島間現南種子町域の北西部に位置する。北東は坂井(さかい)村(現中種子町)、南東は中之(なかの)村で、西は海(東シナ海)に面する。村域は東西一里一町二九間、南北一里三〇町、仮屋元の上方(うえほう)のほかに田尾(たお)・牛野(うしの)塩屋・小平山(こひらやま)・稲子泊(いなごどまり)などの里があった(種子島記)。島間崎の付根、緩やかに北西に開いた湾奥の西寄りには島南第一の良港である島間浦がある。天文一二年(一五四三)禰寝氏に屋久島を奪われた種子島氏は、翌一三年一月、屋久島奪還のために軍勢を派遣したが、このとき種子島勢は同月四日夜に「島間」を立ち、未明に楠川(くすがわ)(現上屋久町)に上陸している(種子島家譜)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by