川並番所(読み)かわなみばんしよ

日本歴史地名大系 「川並番所」の解説

川並番所
かわなみばんしよ

[現在地名]木曾町田立

江戸時代木曾川を利用して木材を流送するにあたって、盗木を防ぐために、「川並番所」とよぶ監視所を木曾と美濃境の田立ただち山口やまぐちの両番所をはじめ、大川狩終点である錦織にしごおりまでに一〇ヵ所が設けられていた。

明治一三年(一八八〇)の「木曾沿革史」によれば、田立の「猿鼻さるはな」と「マヤ」には「川番仮小屋ノ印」というのがついており、山口の黍生舟渡の所には「山口番所」と記入してある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android