川中神社(読み)かわなかじんじや

日本歴史地名大系 「川中神社」の解説

川中神社
かわなかじんじや

[現在地名]綾町南俣

綾南あやみなみ川沿いに一五キロほど分け入った川中にある。祭神は大山祇命・大己貴命・保気食命・中山祇命・少彦名命・軻遇突知命。伊東義祐が勧請創建したと伝える。廃仏毀釈以前は別当金峯山西光さいこう(川中嶽寺)を有した霊場であった。西光寺は南俣みなみまた綾光りようこう(廃絶)末で、養老元年(七一七)開基、当初天台宗であったが荒廃し、綾光寺三世丹翁により曹洞宗寺院として再興されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android