川井町遺跡(読み)かわいまちいせき

日本歴史地名大系 「川井町遺跡」の解説

川井町遺跡
かわいまちいせき

[現在地名]松阪市川井町

伊勢参宮街道より北へ六〇メートルの地点辺りの宅地下に広がっていると推定される低地の遺跡。遺跡の約五〇〇メートル東を流れる坂内さかない川の形成した東西に長く続く自然堤防のほぼ中央部にある。昭和二八年(一九五三)発見。当時の日誌(「松阪市史」史料編)に「一二月一一日 工事着手、表土を取り砂土から赤粘土質に入るや土器破片が出始める。(中略)一四日 地下四尺ばかりに作業が進むや土器の出土となる。(中略)二六日 バーチカルで池の水を汲み出し発掘しやすいようにして表土をむき、砂土から赤土にかかる、すると破片が出だす。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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