福島県伊達(だて)市付近一帯で織られる絹織物の総称。主として輸出用の広幅羽二重(ひろはばはぶたえ)を織ってきたが、人絹の広幅ものも加わった。『吾妻鏡(あづまかがみ)』に安達(あだち)絹とみえ、この地域は中世から絹産地として知られ、近世には京都・西陣へ登(のぼ)せ糸として生糸が送られたが、地絹の本格的生産は文化・文政(ぶんかぶんせい)(1804~30)期からで、幕末の弘化(こうか)・安政(あんせい)(1844~60)期には年間6万反にまで達した。また昭和期までは、福島における養蚕・製糸とともに、川俣羽二重の産地としてその名をはせた。現在も10月に伊達郡川俣町において「川俣絹市」が開かれている。
[角山幸洋]
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...