川尻東次(読み)かわじり とうじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川尻東次」の解説

川尻東次 かわじり-とうじ

1908-1932 昭和時代前期の童画家。
明治41年10月30日生まれ。川尻東馬次男岡本帰一,村山知義(ともよし)に師事。昭和3年日本プロレタリア美術同盟に参加,雑誌少年戦旗」「子供之友」に童画をえがく。4年人形クラブ(現人形劇団プーク)を創立。昭和7年11月26日死去。25歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の川尻東次の言及

【人形劇】より

… 日本では文楽がながく興行資本の下におかれていたため,マリオネットの実験的な試みは1920年代にやっと起こった。21年(大正10)に土方与志(ひじかたよし)舞台装置研究所で装置家伊藤熹朔(きさく)が弟の演出家千田是也と協力して人形劇に手をそめ,29年には川尻東次が人形クラブを創立した。この劇団は川尻泰司が受けついで,人形劇団プークとして今日にいたっている。…

※「川尻東次」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android