川島奇北(読み)カワシマ キホク

20世紀日本人名事典 「川島奇北」の解説

川島 奇北
カワシマ キホク

明治〜昭和期の俳人



生年
慶応2年12月11日(1867年)

没年
昭和22(1947)年9月24日

出生地
埼玉県

本名
川島 得太郎

別名
別号=一水,洲香,刀水

経歴
正岡子規高弟で、埼玉新派俳人の草分け的存在。明治37年俳誌「浮城」を創刊同人に石島雉子郎がいた。埼玉県俳誌としては中山稲青の「アラレ」と共に知られた。郡会議員、県会議員、須賀村村長などを歴任し、また能書家であった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川島奇北」の解説

川島奇北 かわしま-きほく

1867*-1947 明治-昭和時代の政治家,俳人。
慶応2年12月11日生まれ。川島梅坪(ばいへい)の長男。埼玉県会議員をつとめ,利根川護岸工事などにつくす。明治34年生地須加村(行田(ぎょうだ)市)村長となる。正岡子規の門にはいり,高浜虚子らと親交があった。埼玉俳壇の中心的存在。昭和22年9月24日死去。82歳。本名は得太郎。句集に「田園」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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