浮城(読み)フジョウ

デジタル大辞泉 「浮城」の意味・読み・例文・類語

ふ‐じょう〔‐ジヤウ〕【浮城】

軍艦のこと。

うき‐しろ【浮(き)城】

《水に浮かんでいる城の意から》軍艦。

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精選版 日本国語大辞典 「浮城」の意味・読み・例文・類語

うき‐しろ【浮城】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 堀に取り巻かれ水に浮かぶように見える城。
    1. [初出の実例]「微妙なる一調は、水に響いて、浮城(ウキシロ)の門の、松の葉越に、明き高楼から聞ゆるのである」(出典:風流線(1903‐04)〈泉鏡花五七)
  3. 軍艦をいう雅語。ふじょう。
    1. [初出の実例]「人家は〈略〉城砦とも見え、或いは浮城のようにも眺められた」(出典:島へ(1962)〈島尾敏雄〉)

ふ‐じょう‥ジャウ【浮城】

  1. 〘 名詞 〙 ( 水上に浮かんだ城の意 ) 軍艦のこと。

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デジタル大辞泉プラス 「浮城」の解説

浮城(うきしろ)

埼玉県、横田酒造株式会社の製造する日本酒

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