川社(読み)カワヤシロ

デジタル大辞泉 「川社」の意味・読み・例文・類語

かわ‐やしろ〔かは‐〕【川社】

昔、6月大祓おおはらえなどに、川のほとりにつくった仮屋さかき篠竹しのだけ神饌しんせんを置く棚を設け、神楽を奏して神を祭る。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「川社」の意味・読み・例文・類語

かわ‐やしろ かは‥【川社】

〘名〙
① 川のほとりにある神社
※雑俳・俳諧觿‐四(1776)「ともす灯の十と揃はぬ川社」
六月に行なわれる夏越(なごし)の祓(はらえ)の時などに、川のほとりに棚を設け、榊(さかき)や篠(しの)を立て、神饌(みけ)を供え、神楽などを奏して神をまつったこと。また、そのためのほこら夏神楽。《季・夏》
※歌仙本貫之集(945頃)「河やしろしのに斬りはへほす衣いかにほせばか七日(なぬか)ひざらむ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android