川端弥之助(読み)カワバタ ヤノスケ

20世紀日本人名事典 「川端弥之助」の解説

川端 弥之助
カワバタ ヤノスケ

大正・昭和期の洋画家



生年
明治26(1893)年12月5日

没年
昭和56(1981)年12月9日

出生地
京都府京都市

学歴〔年〕
慶応義塾大学法学部〔大正7年〕卒

主な受賞名〔年〕
春陽会賞〔昭和7年〕,京都市文化功労賞〔昭和48年〕,京都府美術工芸功労者

経歴
関西美術院に学び、沢部清五郎師事。大正9年二科展に初入選。11年渡仏し、パリのアカデミー・コラロッシに入り、ゲランに師事、13年にはサロン・ドートンヌに入選した。14年帰国し、春陽会展に出品を続け、昭和7年春陽会賞を受賞。8年春陽会会友、14年会員となる。24年京都市立美術専門学校教授に就任、31年京都市立美術大学教授となり、38年退官。46〜54年嵯峨美術短期大学教授を務めた。代表作に「エッフェル塔」「トレド」「早春の窓」「那覇」など。また著書に「三色旗」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川端弥之助」の解説

川端弥之助 かわばた-やのすけ

1893-1981 大正-昭和時代の洋画家。
明治26年12月5日生まれ。関西美術院で沢部清五郎に師事。大正11年渡仏,シャルル=ゲランにまなぶ。14年帰国後は春陽会展に出品,昭和12年会員となる。戦後,京都市立美大,嵯峨美術短大教授。昭和56年12月9日死去。88歳。京都出身。慶応義塾卒。作品に「エッフェル塔」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android