工巧(読み)くぎょう

精選版 日本国語大辞典 「工巧」の意味・読み・例文・類語

く‐ぎょう‥ゲウ【工巧】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「くきょう」とも ) 仏語工芸を業として行なうこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「此、拘尸那(くしな)城の工巧(くげう)の子也」(出典今昔物語集(1120頃か)三)
    2. [その他の文献]〔華手経‐一〕

こう‐こう‥カウ【工巧】

  1. 〘 名詞 〙 工芸。また、工芸が上手であること。
    1. [初出の実例]「法師尤妙工巧」(出典:続日本紀‐天平一六年(744)一〇月辛卯)
    2. [その他の文献]〔張衡‐西京賦〕

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普及版 字通 「工巧」の読み・字形・画数・意味

【工巧】こうこう(かう)

工作にすぐれる。巧工。〔漢書、食貨志上〕武末年、~大農に工巧奴と從事とを置く。田を爲作(つく)らしむ。

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