左契(読み)サケイ

デジタル大辞泉 「左契」の意味・読み・例文・類語

さ‐けい【左契】

二分した割符うち自分が持つほうの一片。他片を右契といい、相手に渡して約束のしるしとした。転じて、約束の証拠左券

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精選版 日本国語大辞典 「左契」の意味・読み・例文・類語

さ‐けい【左契】

  1. 〘 名詞 〙 二分した割符の半片のうち、自分が持っている方。他の半片は右契といって約束した相手に渡しておく。転じて、約束の証拠。左券。〔老子‐七九〕

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普及版 字通 「左契」の読み・字形・画数・意味

【左契】さけい

割符の左券。〔老子、七十九〕大怨を和すれば必ず餘怨り。安(いづく)んぞ以て善と爲すべけんや。是(ここ)を以て人は左を執りて人を責めず。

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