共同通信ニュース用語解説 「左川ちか」の解説 左川ちか 左川(さがわ)ちか 本名は川崎愛かわさき・ちか。北海道余市町の果樹園の家に生まれる。兄の昇のぼるは伊藤整いとう・せいの親友で、先に上京していた2人を頼り17歳で東京へ。ペンネームは、憧れだったパリのセーヌ川左岸の文化や、前衛を意味する「左」に由来するとされる。19歳で最初の詩「青い馬」「昆虫」を発表。死後出版された詩集は伊藤が編者だった。黒い服を好んで丸眼鏡を愛用し、「黒い天鵞絨(ビロード)の天使」とも称された。更新日:2023年12月26日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by
20世紀日本人名事典 「左川ちか」の解説 左川 ちかサガワ チカ 昭和期の詩人 生年明治44(1911)年2月12日 没年昭和11(1936)年1月7日 出生地北海道余市町 本名川崎 愛 学歴〔年〕小樽高女卒 経歴上京して昭和5年ごろから作品を発表、百田宗治の「椎の木」、北園克衛の「マダム・ブランシュ」、春山行夫の「詩と詩論」などに寄稿。モダニズムの代表的女流詩人として属望されたが早世した。没後の11年に全作品80編を収めた「左川ちか詩集」が刊行された。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「左川ちか」の解説 左川ちか さがわ-ちか 1911-1936 昭和時代前期の詩人。明治44年2月12日生まれ。東京にでて,昭和5年ごろから百田宗治編集の「椎の木」,北園克衛編集の「マダム・ブランシュ」に参加。虚弱体質で,昭和11年1月7日26歳で早世。当時のモダニズムの代表的詩人で,全作品をおさめた「左川ちか詩集」が没年に刊行された。北海道出身。小樽高女卒。本名は川崎愛(ちか)。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by