左近の馬場(読み)サコンノババ

デジタル大辞泉 「左近の馬場」の意味・読み・例文・類語

さこん‐の‐ばば【左近の馬場】

左近衛府に属した馬場。平安京一条西洞院にあって、くらべ馬行事が行われた。→右近の馬場

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精選版 日本国語大辞典 「左近の馬場」の意味・読み・例文・類語

さこん【左近】 の 馬場(ばば)

  1. 左近衛府に属した馬場。平安京一条西洞院の東、室町の西(京都市上京区射場(いば)町付近)にあって、毎年五月、ここで近衛役人の競馬(くらべうま)の行事が行なわれた。左近のうまば。左近衛の馬場。左近衛府の馬場。
    1. [初出の実例]「於左近馬場宮御馬」(出典貞信公記‐抄・延喜九年(909)九月一二日)

さこん【左近】 の 馬場(うまば)

  1. さこん(左近)の馬場(ばば)
    1. [初出の実例]「われは左近のむまばをかたぎしにしたれば、いとはるかなり」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)

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