巧む(読み)タクム

デジタル大辞泉 「巧む」の意味・読み・例文・類語

たく・む【巧む/工む】

[動マ五(四)]
いろいろと工夫する。技巧趣向を凝らす。「―・まざる効果
矢張見た眼は恋人同士の道行と映ずるように―・まれている」〈谷崎吉野葛
策略をめぐらす。「悪事を―・む」

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精選版 日本国語大辞典 「巧む」の意味・読み・例文・類語

たくな・む【巧】

  1. 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 ( 「たくらむ」の変化した語 ) くわだてる。もくろむ。たくらむ。
    1. [初出の実例]「此趣向をすぐに一ト切浄るり芝居へ嫁入させんとたくなみ」(出典:浮世草子・当世芝居気質(1777)二)

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