最新 地学事典 「差別侵食」の解説
さべつしんしょく
差別侵食
differential erosion
岩石の抵抗性の違いにより,不等的に侵食が進むこと。侵食・風化に対する抵抗性の大小は,岩石に固有の特性ではなく,侵食営力の種類や,侵食・風化環境に応じて異なる。例えば砂岩と泥岩では,一般的には泥岩が侵食されやすいとされるが,侵食されやすさの順序は,状況によっては逆になる。差別侵食の結果生じた岩石物質の配列・構造を反映した地形は,組織地形と呼ばれることがあり,ケスタや断層線崖はその好例。
執筆者:若生 達夫・田村 俊和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

