差足(読み)サシアシ

デジタル大辞泉 「差足」の意味・読み・例文・類語

さし‐あし【差(し)足】

音を立てないように、足をものに差し入れるようにつま先から静かにおろしてゆく歩き方。「抜き足、差し足忍び足
競馬で、先行馬をゴール直前に抜き去る走りぶり。「差し足のいい馬」
[類語]忍び足抜き足すり足探り足猫足抜き足差し足

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「差足」の意味・読み・例文・類語

さし‐あし【差足】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 音をたてないために、足を物にさし入れるようにつま先の方からそっと地面におろしてゆくこと。また、その歩きかた。ぬきあし。
    1. [初出の実例]「忍びつつ指足(サシアシ)して立ち聞きければ」(出典源平盛衰記(14C前)三一)
  3. 競馬で、先行する馬をゴール直前に抜き去る走りぶり。
    1. [初出の実例]「直線の差脚を期待すべきであろう」(出典:八百長(1966)〈新橋遊吉〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android