市屋村
いちやむら
[現在地名]那智勝浦町市屋
太田川の下流左岸にある。西は和田村、南は太田川を挟んで八尺鏡野村。村内を熊野街道大辺路が通る。「続風土記」は「村名は市場なといふ名と同しかるへし」と記す。一説には、平維盛が太地(現太地町)に逃れたとき、この地に一夜宿したことにちなむという。慶長検地高目録によれば村高一六七石余、小物成八斗一合。
市屋村
いちやむら
[現在地名]中郷村市屋
北国街道に沿い、南は片貝村、北は松崎村、東は寺尾山(花房山)、西は大沼原の台地に囲まれる。正保国絵図に村名があり、高六〇石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 