市川 箱登羅(3代目)(読み)イチカワ ハコトラ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「市川 箱登羅(3代目)」の解説

市川 箱登羅(3代目)
イチカワ ハコトラ


職業
歌舞伎俳優

本名
山下 功(ヤマシタ イサオ)

別名
前名=大谷山 三郎,中村 芦鴈

屋号
大美屋

生年月日
昭和5年 7月8日

学歴
日本大学芸術学部演劇学科卒

経歴
日大芸術学部を卒業後、松竹が募集した大学卒の“学士俳優”の一人となり、昭和31年大谷山三郎を名乗って大阪中座「お夏清十郎」で初舞台。34年大阪新歌舞伎座で名題に昇進。2代目中村鴈治郎の門に入り中村芦鴈に改名し、52年初代中村鴈治郎家の大番頭名脇役名跡である3代目市川箱登羅を襲名。関西を中心に脇役として活躍した。63年引退後は、農村歌舞伎や各地の子供歌舞伎などで教え、平成7年一般の人々と“澪つくし歌舞伎”を結成した。

受賞
大阪府民劇場奨励賞〔昭和35年・37年〕,片岡仁左衛門賞〔昭和60年〕

没年月日
平成22年 2月11日 (2010年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android