デジタル大辞泉
「市川紙」の意味・読み・例文・類語
いちかわ‐がみ〔いちかは‐〕【市川紙】
山梨県西八代郡市川三郷町で生産される和紙。
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いちかわ‐がみいちかは‥【市川紙】
- 〘 名詞 〙 和紙の一種。甲斐国(山梨県)市川大門近辺で産出した。肌吉(はだよし)の糊入(のりいれ)紙などで知られる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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市川紙
いちかわがみ
山梨県市川三郷町市川大門(だいもん)で抄造される和紙。この地方の紙漉(す)きは『延喜式(えんぎしき)』の記載にまでさかのぼるが、武田(たけだ)信玄父子の活躍した16世紀ごろから近世に至るまで、御用紙(ごようし)(宮中や幕府に納めた特漉きの紙)漉き立ての伝統を誇った。コウゾ(楮)、ミツマタ(三椏)のほかクワ(桑)なども原料とされ、現在も漉かれている。
[町田誠之]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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