市立(読み)いちたち

精選版 日本国語大辞典 「市立」の意味・読み・例文・類語

いち‐たち【市立】

〘名〙 (「いちだち」とも)
① 市(いち)が立つこと。また、市。→市が立つ
※虎明本狂言・河原太郎(室町末‐近世初)「けふは天気がよひに依て、したたかな市立じゃ」
② 市に出かけること。また、その人。
政基公旅引付‐文亀元年(1501)六月一七日「市立の人々地下よりかくして各返し申て候由」

し‐りつ【市立】

〘名〙 市が設立し管理、維持すること。また、その施設学校。いちりつ。
小学校令(明治三三年)(1900)九条「市立尋常小学校の校数竝位置は」

いち‐りつ【市立】

〘名〙 (「市立(しりつ)」を「私立(しりつ)」と区別するために言う) 市が設立し管理すること。また、その施設や学校。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「市立」の意味・読み・例文・類語

いち‐りつ【市立】

が設置し、管理すること。また、そのもの。「私立しりつ」と区別するためにいう。しりつ。「市立高校」
[類語]市立

し‐りつ【市立】

市が設立し、管理・維持すること。また、その施設。いちりつ。「市立小学校」「市立図書館」
[類語]市立

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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