市辺山(読み)いちのべやま

日本歴史地名大系 「市辺山」の解説

市辺山
いちのべやま

市辺の東に続く低い山で、市野辺山とも記される。「太平記」巻三には「北ノ手ニハ、山陰道八箇国ノ兵共一万二千余騎、梨間なしまノ宿ノハヅレヨリ、市野辺山ノ麓ヲ回テ、追手ヘ向フ」とあり、元弘元年(一三三一)笠置かさぎ(現相楽郡笠置町)に立てこもった後醍醐天皇軍勢を討つため、鎌倉幕府大軍山麓を通過したことを記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む