市野山古墳(読み)いちのやまこふん

日本歴史地名大系 「市野山古墳」の解説

市野山古墳
いちのやまこふん

[現在地名]藤井寺市国府一丁目

允恭天皇陵に治定される。南から北へ向かって突出した羽曳野はびきの丘陵北端に、前方部を北にして築かれた前方後円墳。墳丘の全長二二七メートル、後円部直径一三六メートル、前方部幅一五七メートル、二重の濠が巡らされている。同じ古市ふるいち古墳群中にある羽曳野市の墓山はかやま古墳(応神天皇陵陪冢に治定)、さらに茨木いばらき市の茶臼山ちやうすやま古墳(継体天皇陵に治定)とほとんど同規模であり、同一設計により築造されたとみられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

国指定史跡ガイド 「市野山古墳」の解説

いちのやまこふん【市野山古墳】


市ノ山古墳(いちのやまこふん)

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android