帆足理一郎(読み)ホアシ リイチロウ

20世紀日本人名事典 「帆足理一郎」の解説

帆足 理一郎
ホアシ リイチロウ

大正・昭和期の哲学者,評論家



生年
明治14(1881)年11月5日

没年
昭和38(1963)年1月1日

出生地
福岡県二日市

別名
号=天拝山人

学歴〔年〕
東京法学院〔明治34年〕卒,南カリフォルニア大学卒,シカゴ大学大学院修了

学位〔年〕
哲学博士

経歴
デューイの影響を受け、キリスト教徒として大正6年帰国。7年早大講師、8年教授。デューイのプラグマティズム紹介と普及に務め、杉森孝次郎らと、早大をプラグマティズム研究の拠点とした。しかし自由主義の故に圧迫を受け、昭和17年早大を辞め、文筆活動に従事。戦後キリスト者として平和運動を応援。のち北里大教授を務めた。著書に「哲学概論」「トルストイガンジーの宗教思想」「宗教と人生」「人間苦と人生の価値」「聖き愛の世界」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「帆足理一郎」の解説

帆足理一郎 ほあし-りいちろう

1881-1963 大正-昭和時代の哲学者,評論家。
明治14年11月5日生まれ。南カリフォルニア大を卒業,シカゴ大大学院神学科にまなぶ。大正8年早大教授。ドイツ哲学全盛のなかで,自由主義のキリスト者としてデューイら英米の哲学の紹介・普及につとめた。昭和38年1月1日死去。81歳。福岡県出身。号は天拝山人。著作に「人間苦と人生の価値」「宗教哲学概論」。

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367日誕生日大事典 「帆足理一郎」の解説

帆足 理一郎 (ほあし りいちろう)

生年月日:1881年11月5日
大正時代;昭和時代の哲学者;評論家
1963年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の帆足理一郎の言及

【プラグマティズム】より

…アメリカの最も代表的な哲学。日本では〈実用主義〉と訳されることがあるが,この訳語はこれまでプラグマティズムに関して多分に誤解を招いてきており,最近ではこの訳語を使う人は少ない。プラグマティズムは哲学へのアメリカの最も大きな貢献であり,実存主義,マルクス主義,分析哲学などと並んで現代哲学の主流の一つである。プラグマティズムを代表する思想家にはC.S.パースW.ジェームズJ.デューイG.H.ミードF.C.S.シラーC.I.ルイスC.W.モリスらがいる。…

※「帆足理一郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」