精選版 日本国語大辞典 「常住物」の意味・読み・例文・類語 じょうじゅう‐もつジャウヂュウ‥【常住物】 〘 名詞 〙 ( 「もつ」は「物」の慣用音 ) 仏語。寺に住む僧が勝手に私有したり売却してはならない共有物で、長く寺に備えて僧の受用に供すべきもの。寺舎・田園雑具、また僧の常食など。常住。[初出の実例]「神丹(しんだん)の叢林には常住物等あり」(出典:正法眼蔵随聞記(1235‐38)二)「天台大師、国清寺にして寺の常住物(シャウシウモツ)を重くし」(出典:米沢本沙石集(1283)一〇末) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例