常徳村(読み)じようとくむら

日本歴史地名大系 「常徳村」の解説

常徳村
じようとくむら

[現在地名]津幡町常徳

朝日畑あさひばた川の水源地域、相窪あいくぼ村南方の山腹に位置。集落本村のほか、出村として南西七〇〇メートル余に向山むかいやま、西約一五〇〇メートルに舟尾ふねのおがある(三州地理雑誌)中世井家いのいえ庄の内。天文一〇年(一五四一)四月五日の井家庄本所方神事銭請取案(藤岡氏所蔵文書)の宛所に「しやうとく番頭」とあり、六九文を納めている。同年六月八日の禅頭銭請取案(同文書)は「大田山城徳番頭」宛で六九文、九月一日の神事銭請取案(同文書)は「城徳番頭」宛で七〇文で、三回の合計二〇八文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android