常是包(読み)じょうぜづつみ

精選版 日本国語大辞典 「常是包」の意味・読み・例文・類語

じょうぜ‐づつみ ジャウゼ‥【常是包】

〘名〙 江戸時代、銀座内の常是役所で包封された銀貨幣。主として儀礼用または幕府貢納などに用いられ、包みの表面に「銀五百目」「銀壱枚」などというように内容墨書された。

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デジタル大辞泉 「常是包」の意味・読み・例文・類語

じょうぜ‐づつみ〔ジヤウゼ‐〕【常是包】

江戸時代、大黒常是家規定様式で包封した丁銀豆板銀のこと。諸大名から将軍への献上、将軍からの下賜などの儀礼用に、また、代官所から幕府への貢納などに使われた。銀包。

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